中村桂子×春山慶彦『こどもを野に放て!AI時代に活きる知性の育て方』刊行記念講座 生きものの視点から子育てを考えると、大事なことが見えてくる!
登山地図アプリNo.1*の YAMAP創業者・春山慶彦さんが、解剖学者・養老孟司さん、生命誌研究者・中村桂子さん、小説家・池澤夏樹さんと、子育てにおいて自然経験がいかに重要であるかを論じた書籍『こどもを野に放て!
AI時代に活きる知性の育て方』(集英社)が2024年2月26日に発売。(* 2021年8月登山アプリ利用者数調査[App Ape]調べ )
刊行を記念して、中村桂子さんと春山慶彦さんの対談講座を開講します。格差社会や学歴社会など、子育てをめぐる状況は厳しく、息苦しさを感じる昨今、中村桂子さんと春山慶彦さんが、生きものの視点から、人間の成長にとって必要なことを語り合いました。キーワードは、「競争をしない」。人間は特別な存在ではなく、他の生物と同様、優劣はないという観点で人生を考えると、日々の子育てもラクになり、おおらかな気持ちになれます。
小手先のノウハウではなく、人を育てるときに本当に大事なことは何かを考える上で、示唆に富む内容が満載です。
- 本講座は、『こどもを野に放て!AI時代に活きる知性の育て方』の対談時の収録を基に構成しています。さらに詳しく知りたい方は、書籍と併せてご覧ください。
ご購入はこちらから。
【大好評発売中!新刊書籍『こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方』】
●学びにも、ビジネスにも、今必要なのは、身体性に裏打ちされた、たしかな「自然観」!
都市化が急速に進み、こどものリアルな自然経験の少なさによる弊害が指摘されています。人は実際に体験し、そこから得られる知覚を通して抽象的な概念を学び、ゆっくりと知性を育むにもかかわらず、それがないがしろにされている状況があります。
本書は、現在急成長中のベンチャー企業・YAMAPの創業者で読書家としても知られる春山慶彦さんが、養老孟司さん、中村桂子さん、池澤夏樹さんと、自然体験を通して
AI時代に活きる知性の育み方について語り合いました。
(本文より)
「現代社会は、感覚から入るものを軽視しがちで、勉強すれば何でも頭に入ると思っています。でも実は、それ以前に自然の中で感覚を磨くことが非常に重要なのです」――養老孟司
「合理的に効率よくやろうとしていたら、生きものはとうの昔に消えていたと思います。それから、一つの価値基準で競争させて、いいものだけを残そうとしていたら、やはり消えていたでしょう。矛盾を組み込んで、『何でもあり』でやってきたからこそ、生きものは続いてきた」――中村桂子
「何かうまくいったとき、『俺の腕がいいからだ』と思うのではなく、それはある意味、運であって、運である以上は何かに感謝しなきゃいけない。その何かは必ずしも神様でないかもしれないけれど、たぶんそういう謙虚な姿勢そのものに意味があるのでしょう」――池澤夏樹
「知覚とは、自分を取り巻く世界をどう感じるか。知覚、つまり感覚、感性、五感で世界を捉えること、既存の思考と統合しながら解釈すること。そこに知性の核心がある」――春山慶彦
- 【目次】
- 1.養老孟司との対話 自然の中で身体を動かすだけで無意識に学んでいる
- 2.中村桂子との対話「へんてこ」「無駄」「弱さ」があるから生きていける
- 3. 池澤夏樹との対話 自然に学ぶ「インチキせずに生きる力」
講座内容
配信期間:
2024年2月26日(月)12:00~2025年2月25日(火)16:00
- 本講座は、オンデマンド配信です。上記期間中スマートフォンなどから好きな場所、タイミングでなんどもご視聴いただけます。
- 受講時間:
約90分 - 受講料金:
1,760円(税込) - 申込締切:
2025年2月18日(火)16:00 - テーマ:
生命誌研究者・中村桂子×YAMAP創業者・春山慶彦「自然経験は最高の教育〜生きものに学ぶ『競争しない』子育て哲学」
- -「こうしなさい」と言われたことがなかったこども時代
- -伝えたい四つのこと
- -おおらかになれる「生命誌」の考え方
- -人間はへんてこな生きもの
- -人生は巡礼である
- -地道に社会を変えていく
- -まとめ
- ※ご受講者のみご利用いただける機能になります。
チャプタ一覧
下記の各チャプターから再生ができます。
「こうしなさい」と言われたことがなかったこども時代
伝えたい四つのこと
おおらかになれる「生命誌」の考え方
人間はへんてこな生きもの
人生は巡礼である
地道に社会を変えていく
まとめ
- ※ご受講者のみご利用いただける機能になります。
講師プロフィール
中村桂子(なかむら けいこ)
1936年東京都生まれ。生命誌研究者。「生きものとしての人間」が生き生き暮らす社会づくりを求めて生命誌研究館を創設。現在、同館名誉館長。東京大学理学部卒業。早稲田大学人間科学部教授などを歴任。著書に、『自己創出する生命 普遍と個の物語』『生命誌とは何か』『科学者が人間であること』などがある。
春山慶彦(はるやま よしひこ)
1980年福岡県生まれ。「YAMAP」CEO。電波の届かない山の中でもスマートフォンで位置情報がわかる登山者用地図アプリを提供するYAMAPを創業。 日本最大の登山地図アプリとなった。2018年内閣府が主宰する「宇宙開発利用大賞」において「内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞」を受賞。
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